静浦 廃アパートA篇


【危険】 ★★★    ⇒危険
【規模】 ★★     ⇒巨大
【交通】 ★★     ⇒不便
【遺留】 ★★★    ⇒数多
【総評】 ★★★    ⇒良好


 ●昭和の香りを随所に残し、肌で感じることが出来る
 ●床・畳等損傷激しい、床抜け注意


Introduction

 9月某日、爽秋漂うこの日。
ここ静浦にはもう一軒、廃アパートがある。
主要道より少し山に入った所にあるこの物件。
詳細は不明だが、廃墟となってかなりの年数が経っている。
もう二十年…いや、三十年以上は経っているだろうか。
静かな海を臨んで、ただ朽ちゆくのをひたすらに待ち続ける。
これは、そんな廃墟探訪の物語。
  注1)いつもとカメラが違うのでピンボケ等多々あります、ご了承を
  注2)動画撮影の片手間に写真撮りましたので、アングル・構図・撮影数等いまいちです
     それなのに動画が撮れていなかったというオチをかましました(笑)





<<登場人物紹介>>

隊長……年齢不詳、住所不定、職業不明、好きな大工道具はおおきづち、性別は♂

ひなた……13歳の中学1年生、好きな大工道具は紙やすり、性別は♀













 やってきました、静浦の廃アパート二つ目です。 この辺りは廃墟・廃屋多いですよね、いいことです


 裏手に回るとありました入口……と思ったけど、これじゃあ入れないですね……ここは諦めましょう


 あ、向こうに階段がありますよ。 あそこ登ってみましょう


 隊長、気を付けてください、……遺留品ばっかりで、よくここ登って来れましたね


 さて、では早速部屋の内部を見てみましょう。 うへー、結構崩壊進んでますねぇ…


 あそこはキッチンだったんでしょうか。 流し台が時代を感じますね


 天井はこんな感じです。 空から人工衛星の破片でも落ちてきたんでしょうかね、って空き方してます


 アパートの窓からの景色です。 風に吹かれるアケビの実が、どこか寂しげに見えますね


 別の部屋も行ってみましょう…扉が破壊されてますね。 開ける手間が省けていいです……なわけない


 あっ、隊長! 包丁が落ちてますよ!! ここで陰惨な殺人事件が起きてたとか…キャー!! 言ってみたかっただけです…


 押入れはこんな風になってます。 これなら青ダヌキが4人に増えても大丈夫ですね


 隊長ヤバいです……この景色………心にずしんと響きます……これを芸術と言わずして何と言うのでしょうか


 やっぱり廃墟には自然の緑色がお似合いですね。 自然に飲み込まれてゆくような…そんな錯覚に陥りますね


 あー、こういう照明器具昔ありましたね……何だか懐かしいです……私が生まれた時はもう蛍光灯でしたけどw


 蛇口があります。 ここもいい塩梅に蔦が入り込んで、あと何年かすればラピュタになりますね、うん


 さて、では隣の部屋へ行ってみましょう。 ここ、そんなに広くはないみたいですね。 隊長の心のように


 こっちの部屋の押し入れは何だか雲梯みたいになってますよ。 あれ幼稚園の時やりました、私苦手で……


 雲梯って、1つ抜かしとかやりましたよねー。 え、3つやったって…? ……それで落ちたんですか……当たり前だ


 あんなところにLOVEって……私、告白されたのこれが初めてですよw ……隊長はしなくていいですから


 あんな所に時代を感じる炊飯器が…。 こういう往時の遺留品の残る廃墟は国宝に認定すべきだと思うですよ


 あー、障子が見事に破られてます。 大掃除の時って、障子張り替えるから好きなだけ穴開けられるんですよね〜


 あー、なんかすんごく時代を感じる裸電球ですよ。 今じゃもう殆ど見……って、なに隊長まで裸になってるですか!?


 1970年代の紳士服ゴ○ーのカレンダーですね。 時代を感じさせます、これは結構レアですえね、いつまでも残したいです


 二股ソケットの電球ですね。 え、これ大正時代の三大発明の一つなんですか? 型は昭和のものでしょうけど、ホント珍しいですね


 床が腐っていますね。 あそこを踏めば、エレベーターよりも早く1階に着きますね


 細かいタイル張りの流し台です。 昔いとこの家がこの手の流し台使ってたんですよ。 いや、私にもいとこぐらいいますから


 どうやら屋上があるみたいですよ。 それじゃあ、ちょっと登ってみましょう。 アケビの蔦が絡み付いていますね


 うわぁ〜、凄くいい景色ですよ〜。 廃墟巡りに来ていることを忘れちゃいそうですね。 いっそこのままここで……な〜んて


 あ、隊長、あの森の中にも廃墟がありますよ。 見えないかもですが、窓ガラスが割れて、いかにもな廃墟です、行ってみたいけど行けないです…


 空き缶がプランターに植えられてますよ。 成長したら何の木になるのかな? 見たこともない木になるでしょうね……


 屋上には危険因子が……大きな蜂がいました、クマバチかな……? 隊長、追いかけられてましたね、面白かったですよ、とっても


 さて、ではそろそろ撤退しましょうか。 ここにいるとホント蜂に刺されそうで怖いですから。 あ、隊長は残っていいですよ


 うぐぅ……またこのトラフィックジャムを潜り抜けなければならないのか……隊長、先行ってください、突き落としますからw


 あっ、ピ○チュウがいますよ! あの二股ソケットの片方に取り付けてあげましょうか。 充電できてピカ○ュウも大喜びですよ、きっと







Epilogue

折角ビデオを回してたのに撮れてなかったこの悲しさよ。

隊長、そういうお決まりやらなくてもいいですよ、もともと抜けてる人なんですから。

仕方がないから家に帰って撮るとするか。

え? 家に帰って何を撮るんですか?

そりゃあお前の入浴シーンに決まっておろう。

ちょ、それ普通に盗撮じゃないですか! 犯罪ですよ、ホントそれは。

大丈夫、風呂場にカメラを置いといたら偶然撮れてました作戦でいくから。

そんな作戦通用しねぇよ…。 その前に水をかけてお釈迦にしてやんよ。






                        H23.9/24





戻ル



inserted by FC2 system