沼津 焼肉店篇


【危険】 ★★     ⇒危険
【規模】 ★      ⇒巨大
【交通】 ★★★    ⇒不便
【遺留】 ★      ⇒数多
【総評】 ★      ⇒良好


 ●台風の後は倒木等で道が封鎖されます
 ●見どころはありません、既に崩壊が激しいです


Introduction

 9月某日、台風一過、秋風を感じるこの日。
沼津の山奥に建つこの物件。
東海大のキャンパスの奥深く眠る、廃屋。
もはや影も形も無いが、以前は焼肉屋として営業していたという。
とある事情により廃墟となってからは、有名な心霊スポットと化した。
風雨に晒され、台風の影響も受けてか、今はもう崩壊寸前。
これは、そんな廃墟探訪の物語。
  注1)いつもとカメラが違うのでピンボケ等多々あります、ご了承を




<<登場人物紹介>>

隊長……年齢不詳、住所不定、職業不明、好きなキノコはヤマブシタケ、性別は♂

ひなた……13歳の中学1年生、好きなアニメはズキンタケ、性別は♀













 台風の後だからすごいですね、ここの手前で倒木が完全に道を封鎖してましたよ


 あ、ということで着きました、ここですね。 んー、意外に小さいみたいですね


 ここは曰くつきの物件です……店主が首つりしたとか……夜来るところじゃないですね、うん


 それにしても崩壊しすぎじゃないですか……ん〜、この前の台風の影響もあるんでしょうね


 あ、なんかDVDが落ちてますよ……どうして廃墟ってこういうのが付き物なんでしょうか…


 ちょっ! 隊長、何見てるですか!! 破廉恥です!! って、どこ大きくしてるですか!!


 全く……いつも同じこと言ってる気がします……隊長、少しは免疫つけてくださいよ…


 天井ももはや崩壊……この建物も隊長と同じであと何年かの命でしょうね……


 あ、ピンボケ激しいです……トタンも崩壊してますね……あーほうかい(そうかい)って…隊長……


 あー、何かお風呂がありますよ? これは従業員用だったんでしょうかね?


 これは釜戸でしょうか。 ここでは何を焼いてたんでしょうかね。 え、書物を焼いてた? ……焚書坑儒かよ…


 屋根に草が生えてるのが見えますね。 斬新な吹き抜けです、是非うちにも取り入れたいですね


 古い烏龍茶の空き缶が落ちてます。 ……何年経っても土には還らない……それが人工物の成せる業です


 それにしても、どうしてこんな山奥に焼肉屋を開いたんでしょうね。 その気が知れないです


 もはや壁もほとんど無くなって、屋外と同じですね。 あー、そういえば海の家もこんな感じですよね


 瓦礫の山になってます。 それいけコロリンのコロリンに一掃してもらいましょう


 あっ…何でこんなのが落ちてるんでしょうか…。 え、私が使えばって? あ、いや私まだ必要な……って何言わせるか!!


 自然崩壊もあるでしょうけど、大部分が人為的破壊ですね……もしくはゲルググあたりかと…


 壁の数字を見る限り、1987年にはもう廃墟になってたんですね。 それにしても20年以上よく残ってましたね……


 床ももう完全に抜け落ちてます。 この立地からすると、あとはもう自然に還るのを待つ運命でしょうね…


 さて、そろそろ帰りましょうか。 外にイスがありますよ。 別に見なくてイイっす何て言わせないよ


 ちょっと下に来ればこの景色。 茶畑に映える駿河湾が、見事です。 でももう少しいい場所に建てれば…ねぇ……







Epilogue

今回は地元では一二を争う有名な心霊スポットの廃墟だったな。

そうですね。 でも昼間だったからか、特別恐怖も感じませんでしたね。

それじゃ今度は夜に来てみるか? ああ?

いや、夜は嫌です! さすがに夜は怖いですよ…。

あはは、怖がるなんてお前もやっぱり小学生だな、うんうん。

ちょ、私これでも中学生です!!

道理で。 道理でお前のキスは臭いわけだな。

チューがくせぇ……つまんねぇ……ってか妄想で勝手に人のファーストキス奪うな。






                        H23.9/24





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